自作の自家焙煎コーヒー冷却・チャフ回収装置

こんにちはサトです^^!

インスタやX(旧Twitter)で鍋焙煎やドラム焙煎の様子を投稿していますが、「焙煎後のコーヒー冷却チャフ対策」について度々聞かれます。

せっかくなので今回は、当店で使っている自作のコーヒー豆の冷却・チャフ回収装置を紹介したいと思います。

超シンプルな装置ですが掃除・・・めちゃんこラクになります。

当店の自作「焙煎豆冷却&チャフコレクター」

当店ではサーキュレーターと自作のチャフ回収装置(材料はダイソーで購入)を組み合わせて使っています。

これが実物の写真です。

仕組みとしてはざっくりこんな感じです。

  • 真上を向かせたサーキュレータを強風にセット
  • サーキュレーターの上に網状BOXをセット
  • 焙煎直後の豆を金ザルに入れ網状BOX内に入れて作業

サーキュレーターで豆を冷やすと同時にチャフを飛ばすのですが、そのチャフが散乱しないよう網状BOXの中で作業をするという流れです。

網状BOXの中にチャフがたまるので作業終わりに掃除機で吸って終了。

チャフが網状BOX付近にどうしても落ちますが、対策なしより掃除は断然ラクです☆彡

冷却サーキュレーター

サーキュレーターは直径33センチのモノを使っています。

豆を入れる金ザルは直径30センチのものを用意して、サーキュレーターの直径を超えないものにしています。

風量は弱・中・強の3段階ありますが基本的には「強」。

冷却の時間ですがこのサイズのサーキュレーターで、焼き上がり300gなら1分、200gなら30秒くらいで常温まで一気に冷却できます。

チャフ回収装置の作り方

最初の頃はダイソーで買った洗濯ネットのなかに金ザルと豆を入れて冷却とチャフ飛ばしをしていました。

ただ、網だけだと網がペタンとしたり位置がずれ安定感がなく作業がやりにくくてストレス。

それで現在のような網状BOXの空間内で冷却&チャフ飛ばし作業が出来るように改良しました。

材料と作り方を説明します☆彡

材料(ダイソーで入手可能)

  • ワイヤーネット(40×40cmくらいのもの)
  • 仕切り版(高さ14cmくらいのもの)
  • 結束バンド
  • 洗濯用ネット(角型、メッシュあら目)
  • 洗濯用ネット(角型、メッシュ細目)

作り方

  1. ワイヤーネット(青色の部分)を土台にする
  2. プラスチックの仕切り版を組み合わせてL字状の壁(赤色の部分)を2セット作る
  3. 1と2を結束バンド(緑色の部分)で結んで固定する
  4. 上記BOXを洗濯用ネット(角型、メッシュあら目)で覆う

※3は結束バンドを通すために仕切り版にドリルで穴を開ける等の加工が必要

赤色はあら目のメッシュ、青色は細めのメッシュ。
  1. 先程4で覆った網(赤色の部分)の上部側はチャフが通り抜けない様にするために、正方形に切り取った洗濯用ネット(角型、メッシュ細目)を内側から追加で貼り付ける(青色の部分)

※5も結束バンドを使って細目とあら目の網をくっ付けています

これで簡易的なチャフ回収装置の出来上がりです^^☆彡

サーキュレーターの風を受ける底側をあら目の網にしているので、しっかり風が通り豆が冷えチャフも飛ばすことが出来ます

一方で、風が抜けていく上部側は細目の網なのでチャフは装置内に溜まっていくという仕組みです。

さいごに

当店ではこの自作の冷却&チャフ回収装置で2023年からずっと作業しています。

使用したことは無いのですが、下記のような市販のコーヒークーラー(風を下側に吸い込むタイプ)も便利そうだなと思います。

使用ごとにチャフ回収部分の金網が詰まって風力が弱くなるので、連続バッチをこなすことが困難なのがデメリットかと思います。

また、個人的な印象ですが・・・直径約20センチと容量が小さい事と、焙煎後200℃前後の高熱をファン(モーター)側で受ける事になるので連続使用の耐久性には不安を感じています。

一部レビューで網のメッキ塗装が熱で溶けて豆に付着した・・・なんて記載があったので、熱に弱いメッキ加工という可能性もあるのかなと・・・。

仕様や改良点などは注意して確認した方が良いかと思っています。

それではまた^^!