こんにちは「あしたも焙煎」ハッピーサトです。
当店では常時10カ国以上のコーヒー豆を取り扱っていますが、日本にはどの国からコーヒー豆が輸入されているのかを国別ランキング形式で紹介したいと思います。
また、世界のコーヒー生産量トップはブラジルですが、世界一流通しているブラジルの豆が日本での輸入量も1位なのか、そして生産量の少ない国の豆はやはり日本にも輸入されていないのか。
日本へのコーヒー輸入量と世界の生産量の国別ランキングは連動・比例しているのかも併せて調べてみました。
※世界各国の生産量ランキングは下記で確認可能です
日本のコーヒー輸入量国別ランキング
それでは早速、日本における輸入量国別ランキングを見てみましょう。
当店で取扱いしているコーヒー生産国はアンダーラインを引いており、商品ページにリンク出来ます。
※輸入量・生産量ともにデータは2021年度の情報をもとに作成しています。
日本のコーヒー輸入量国別ランキング
①日本における 輸入量順位 | 国名 | 輸入量 単位:トン | ②-① 順位差 | ②世界における 生産量順位 | 生産量 |
1 | ブラジル | 146,243 | 0 | 1 | 354,000 |
2 | ベトナム | 100,325 | 0 | 2 | 187,998 |
3 | コロンビア | 47,670 | 0 | 3 | 76,152 |
4 | インドネシア | 24,882 | 0 | 4 | 69,324 |
5 | グアテマラ | 19,913 | ↑6 | 11 | 22,668 |
6 | エチオピア | 19,677 | ↓1 | 5 | 45,786 |
7 | タンザニア | 13,524 | ↑8 | 15 | 6,492 |
8 | ホンジュラス | 10,162 | 0 | 8 | 32,676 |
9 | ラオス | 3,693 | ↑9 | 18 | 3,750 |
10 | エルサルバドル | 2,714 | ↑9 | 19 | 3,390 |
11 | ペルー | 2,521 | ↓1 | 10 | 23,100 |
12 | ニカラグア | 1,733 | 0 | 12 | 15,468 |
13 | ウガンダ | 1,421 | ↓7 | 6 | 37,476 |
14 | ケニア | 1,402 | ↑2 | 16 | 5,262 |
15 | コスタリカ | 1,303 | ↓2 | 13 | 8,820 |
16 | メキシコ | 1,136 | ↓7 | 9 | 24,918 |
17 | パプアニューギニア | 803 | 0 | 17 | 4,248 |
18 | インド | 655 | ↓11 | 7 | 36,900 |
19 | ルワンダ | 304 | ↑9 | 28 | 1,806 |
20 | ブルンジ | 204 | ↑9 | 29 | 1,710 |
21 | イエメン | 204 | ↑15 | 36 | 600 |
22 | ジャマイカ | 201 | ↑23 | 45 | 120 |
23 | 東ティモール | 197 | ↑12 | 35 | 600 |
24 | パナマ | 141 | ↑10 | 34 | 690 |
25 | エクアドル | 139 | ↓4 | 21 | 3,042 |
日本で一番輸入されているコーヒーは生産量世界トップのブラジル豆でした。
2位以降もベトナム、コロンビア、インドネシアと、世界における生産量と日本の輸入量は同じ順位という形でした。
ただ、輸入量2位のベトナム豆(ロブスタ種)は独特の香味で癖があるため、缶コーヒーやブレンドに利用されるものの喫茶店ではなかなか扱われないため、一般的に認知度は低いです。
そして、第5位はグアテマラ。世界における生産量はグアテマラは11位とトップ10外ですが、日本では非常に人気があり、喫茶店でもよくメニューに採用されています。
コーヒーのルーツであるエチオピアが第6位で、続く第7位はタンザニア。タンザニアは世界の生産量では15位ですが、日本ではキリマンジャロのブランド名で昔から非常に根強い人気があります。
一方で、世界における生産量トップ10内のウガンダ、インド、メキシコの豆は日本での輸入量はトップ10外となっています。
ただ、通販などではメキシコやインドの豆も割と入手しやすいですし、インドのモンスーンコーヒーは非常に特色ある香味なので、機会があれば飲んでみると楽しいと思います。
当店「あしたも焙煎」でもメキシコ、インドの豆も取り扱っております☆彡
さいごに
いかがだったでしょうか。
世界各国のコーヒー生産量と日本への輸入量はある程度連動した順位となっていましたが、グアテマラやタンザニア(キリマンジャロ)は生産量に比べ日本での流通が多くなっていました。
日本ではハワイのコナコーヒーも人気ですが、もともと高価だったうえ更に2020年にはさび病が発見されてしまい、生豆を入手するのは非常に困難になってしまいました。
さび病は伝染力が強く木を枯らし壊滅的な危機をもたらすため、病気に強いロブスタ種やハイブリッド種への栽培へ転換するエリアもあるほど。
一方、地球温暖化によって数十年先にはアラビカ種も病気に強いロブスタ種も、ともに収穫量が激減する運命にあると予想されています。
コーヒータイムを楽しむためにも、個人レベルで意識を高め地球環境にやさしく行動していきたいですね。
それではまた^^!